暖かく無関心なホッとする人(P君)1950話

 午後2時20分、
リーダー 「実は今年、青年会で似たようなことがあったんだよ。D君とリカちゃん、
      僕とガッキーが渋谷でダブルデートをしたんだよ。そのあとイノッチと
      剛君も渋谷に合流して、美味しいと噂のお好み焼き屋に行ってみんなで
      食べたんだ。あのときリカちゃんが広島風お好み焼きを作ってくれて、
      みんな感激して食べていたよね。」
隆一 「まるでドラマの世界みたいだ。こんな世界にいるなんて夢みたいだ。大輔、
    どうしてもっと早く教えてくれなかったんだ。」
D君 「僕だって昨年の教会クリスマス祝会に出席するまで、まさかこんな世界が
   あるなんて知らなかったよ。」
隆一 「失われた20年、いや25年ぐらいかな。」
聡 「それじゃ、15歳か10歳ぐらいの時、彼女がいたっていう計算になるけど。」
隆一 「それは好きでもない女子からバレンタインのチョコをもらった事だよ。」
聡 「それは付き合っていたことにならないんじゃない?だから失われた35年だよ。」
隆一 「何とでも言えばいいさ。勝負はこれからだ。」
D君 「だいじょうぶ。失敗は成功の元っていうじゃないか。失敗したから成功しか
    あとは残っていないよ。僕は身をもってそれを体験したよ。」
                                   
                                     つづく