暖かく無関心なホッとする人(P君)1838話

 午後6時、
D君 「わあー、美味そう。」
リカ 「じゃあ、温かいうちに食べよう。」
D君 「じゃあ、お祈りするよ。//////////////////////////////////////////////////////////////////////////
            /////////////////////////////////////////////////////////////////////////アーメン。」
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D君 「広島風お好み焼きを、食べたことが無い人は損しているよ。」
リカ 「ディーンもそう思う。私もそう思う。」。。。。。。。。。。。。。
D君 「最近いいことを思いついたんだ。」。。。。。。。。。。。。。
リカ 「何いいことって?」。。。。。。。。。。。。。。。。
D君 「それは将棋と関係するんだ。将棋では頭の中で、こちらがこの手を打ったら
   対戦相手は、この手を打つ。それを何十手も先を読んで、少しでも先を
   読んだ方が勝つんだ。この事は、いろんな面で活用できると思うよ。」
リカ 「例えば?」。。。。。。。。。。。。。。。。。
D君 「一番大切なのは伝道の場合だけど、まず初めに救われてほしい人のために
   祈るでしょ。大抵の人はここまではするけど、その先何をすればいいのか
   わからない人が多い。でも誰でも救いを求めているとは限らない。だから
救いを求めている人と付き合うことは大事なんだ。まず、その人と友達になる事だよ。
そうすると、その人の心の中に入り込むことが出来るんだ。それから、その人
を導くんだけど、タイミングも大事なんだ。僕は一番いいタイミングに教会に
導かれたと思うよ。それはクリスマスの時だったんだ。日本人でもクリスマス
シーズンになると教会に行くハードルが低くなる。普段なら自分は一応仏教徒
だから、と言って教会には入りずらい。教会アレルギーだね。でもクリスマス
シーズンだけは教会に入りやすい。だからクリスマスは伝道の絶好の機会なんだ。」
リカ 「確かに。」。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
D君 「僕の場合はリーナの書いた一枚のクリスマスカードが全ての始まりなんだ。
    だから僕はリーナに感謝してるんだ。」。。。。。。。。。。
リカ 「それほどでも。」。。。。。。。。。。。。。。。。
D君 「いや、ホントなんだって。クリスマスカードの威力はすごいよ。特に彼氏彼女
   のいない人には嬉しくてたまらないと思うよ。そんな人達は教会に行けば
   もしかしたら新たな出会いがあるかもしれない、と思うよ。まあ自分の事
だけど。動機は不純かもしれないけど、だんだん聖書に興味が出て来て、結果的に
救いに導かれたんだ。結果オーライなんだ。でもそれでいいと思う。初めから
「あなたは罪人です。罪を悔い改めなさい。」と言われたらハードルが高くて
教会に行ってみようとは思わないよ。魚は目の前にエサしか見えないので釣られて
しまうと思うよ。それを釣り針しかないところに魚は集まらないよ。かえって
逃げられてしまうよ。それでイエス様はペテロに「あなたがたを人間を取る漁師
にしてあげよう。」と言われたんだと思うよ。」。。。。。。。。。。
リカ 「で、教会に来てどうだった?」。。。。。。。。。。。
D君 「それはよかったよ。会社に行く途中に教会の前を通るんだけど、いつかこの
   教会で結婚式を挙げられたらいいななんて思っていたけど、ハードㇽが
   高くて行かれなかった。難しい話を聞かされて、自分とは別世界の人達の
来るところなんじゃないかって。でも不思議なことにクリスマスシーズンだけは
なんか教会のハードルが下がったみたいで、自分でもこのハードルは簡単に超えられる
んじゃないかと思ったんだ。だってクリスマスカードを貰っているんだからね。
あれは、招待状だったんだ。だって「教会では貴方の出席をお待ちしています。」
って書いてあったからね。で、勇気を振り絞って教会の玄関のドアを開けると、
そこにリーナが座っていたんだ。一目ぼれだった。リーナの左手が気になって、
結婚指輪がないんでホッとしていた。」。。。。。。。。。。。。。
リカ 「そうだったの?」。。。。。。。。。。。。。
D君 「だってそのころ波留の大ファンだったんだ。で、ドアを開けたら波留
   そっくりの人がいたんだ。世の中には、そっくりな人が10人いるって言う
   けど、まさかここまでそっくりな人がいるとはビックリしたよ。大抵、
どこかが自分のタイプの部分があるから好きになると思うけど、リーナは全部
どストライクだったからね。」。。。。。。。。。。。。。。。。
                                                 つづく