「ペテロの考え」

 「あなたこそ、生ける神の御子キリストです。」これはイエス様がペテロに向かって
「あなたは私のことを誰だと思いますか?」と質問した時の答えです。これは模範的な
答えでしたが、こう答える事は危険が伴いました。その周囲の人は、ほとんどユダヤ教徒でした。彼らは二回目の十戒石板の「あなたには、わたしをおいてほかに、神があってはならない。」という御言葉を重んじ、わたしという神は一人ということに、こだわり、それに異を唱えたイエス様の子なる神発言を、受け入れられませんでした。ですからペテロがイエス様を子なる神様だ、と思っていたことは周囲のユダヤ教徒に知られたら大変です。だからこれは極秘だったと思います。この時点でペテロの考えには二人の神様がいました(聖霊降臨日からは、聖霊様も加わって三人の神様になります。)ですからペテロは
創世記の「我々」と言う三人の神様。我々に似せて人を造ろう。我々の一人のようになってしまった。と言う発言を理解できました。だがユダヤ教徒は理解できませんでした。(
彼らは、どこまでいっても神様は一人しか、いないと思っていた。それが原因でイエス様
は彼らに殺された。)