暖かく無関心なホッとする人(P君)1166話

 午後5時15分、D君は会社の仕事が終わり、駐車場に歩いて行く途中リカに電話した。
リカ 「ブルルル、ブルルル、ディーン。」
D君 「リカちゃん、今度の土曜日の花火大会の事なんだけど。このあいだ青年会で
   バーベキュー大会を多摩川の川合キャンプ場でやったよね。」
リカ 「うん、やったやった。」
D君 「僕が考えているのは8月12日その近くで行っている「奥多摩納涼記念花火大会」
   なんだ。」
リカ 「えー、知らなかった。」
D君 「知らないと思うよ。東京都の花火大会でランキング14位だから、ちょっと地味
   だよね。隅田川の花火大会みたいにメジャーじゃないからね。そこはJR青梅線の
   奥多摩駅から徒歩1分なんだ。バーベキュー大会の川合キャンプ場から西へ10km
   ぐらいだから、車で10分て、とこかな?始まるのは午後7時45分からで終わるのが
   8時20分だよ。その近くで夏祭りもあるから楽しいと思うよ。」
リカ 「楽しそう。」
D君 「予定だけどセブンイレブンから川合キャンプ場まで1時間40分掛かる、プラス
   そこからさらに10分だから全部で1時間50分。かなりの長旅になるけどドライブも
   たのしいよ。」
リカ 「私はいいんだけどミカが「お姉ちゃんばっか、いいなあ。」って言いそう。」
D君 「もし、リカちゃんさえいいなら、ミカちゃんも一緒に来ていいよ。」
リカ 「えー、いいの?なんかディーンに悪いような気がする。」
D君 「いいんだって、だってもうじき僕達結婚するんだよ。結婚したら二人だけで行動
   するのが普通だから。」
リカ 「じゃあ、お言葉に甘えてミカも連れて行くね。」
D君 「OK、で話の続きなんだけど、いつものように午後2時セブンイレブン待ち合わせ
   で、午後3時50分ごろ花火大会の会場に着くと思う。それから夏祭り会場でお茶を
   して、ちょっと早めの夕飯にしてから花火を見るのってどうかな?」
リカ 「OK、いいと思う。楽しくなりそう。」
                                    つづく