暖かく無関心なホットする人(P君)915話

 午後5時15分、D君は会社の仕事が終わり、駐車場に歩いて行く途中、リカちゃんに
電話を掛けた。「ブルルル、ディーン。」「リカちゃん、つまらない事なんだけど
リカちゃんの家の朝食って何かな?」「家は朝はパンだけど。」「やっぱりね。だと思った。じゃなきゃ似合わないよね。」「ディーンは。」「僕もパンだけど、最近マックの
ビックマックみたいのを自分で作ろうと思うんだ。」「えー、美味しそう。」「それに
自分で作れば安くて美味しいのが出来ると思うんだ。マックのハンバーガーの中に入っているパテっていうハンバーグが、薄っぺらくて堅くてハンバーグって言うだけで味が
イマイチなんだけど、ハンバーグ博士のリカちゃんはどう思う?」「私もディーンと
同意見。それなのにあの値段は高いよ。」
                                    つづく