暖かく無関心なホットする人(P君)900話


 午後5時35分、D君はカレーを作り始めた。流し台を見ると、牛肉、玉ねぎ、人参、
にんにく、ピーマン、ハウスジャワカレー中辛、SBカレー粉が置いてあった。彼は
ポケットからSB食品ガラムマサラパウダーを出した。「これは隠し味だ。隠して使わないと意味が無いから誰にも教えないぞ。カレー屋の有名店のマスターもそれぞれ隠し味
を持っているから、その店じゃなきゃ出せない味を持っている。」と思った。
 彼はカレー用の大きい鍋にサラダ油を引き火で熱し、牛肉を炒めた。それから一口大
に切った玉ねぎ、人参、ピーマンを入れ、細かく刻んだニンニクを入れ水でヒタヒタにして、強火で煮た。しばらくして一番硬い人参が柔らかくなってきたので火を止め、ルウ、
SBカレー粉大さじ1杯、SB食品ガラムマサラパウダー小さじ1杯を入れた。それをかき混ぜ味見して見ると「よし、これならOKだ。」と思った。同時進行でご飯も炊いた。
 午後6時20分、
D君    「カレーが出来ました。」
リカちゃんママ   「いつもすみません。里香、美香、カレーが出来たから手伝って。
           里香は盛り付け係、美香は野菜サラダ係、お父さんカレーが
           出来ましたよ。」
                                    つづく