暖かく無関心なホットする人(P君)831話

 午後5時40分、D君は会社から真っ直ぐアパートに帰って来た。部屋に入ると昨日
作ったカレーを鍋ごと温めた。昨日炊いた硬めのご飯をカレー皿につけ、レンジでチン
して、温めたカレーをつけた。コップに水も汲んだ。
 午後6時、彼は昨日より1.5倍美味しくなっているはずだ、と思いながら食べてみた。
彼が予想した通り、昨日と同じように辛かったが、昨日よりまろやかな味で角がとれた
ようだった。 
                                    つづく