暖かく無関心なホットする人(P君)798話

 8時35分、D君は教会に着いた。駐車場から歩いて会堂に向かった。
 8時40分、彼が会堂に入るとリーダー、イノッチ、剛君はもう練習していた。D君が
大きい声で「おはよう」と言うと、それに気づいた彼らも「おはよう」と言った。
D君はリーダーがイノッチ達に結婚の話をしたのか気になってた。イノッチ達に聞こうと
喉元まで来たが、これはまずいと思い寸前で言う事をやめた。これはリーダーの個人的な
ことだし、僕の時だって、リーダーは僕とリカちゃんとの結婚のことを知っていたのに、
イノッチ達にその事を話さなかった。あくまで僕が最初に話すのがいいと知っていた。
だから今回の事もリーダーが最初に話すのがいいと思う。最近よく思う事は、話すことに
注意しなければいけない事だ。僕の頭の中には「おぼん」がある、まず相手に喋りたい
ことが思い浮かぶ、ある人はそれを吟味しないで相手に出してしまう。でもそれを出された相手はいい気がしないかも知れない。そうでなくまず自分の思いをお皿にのせ、この
話題を相手に出したら、喜んで食べてくれるだろうか?と思いめぐらし嫌いな食べ物だったら、そのお皿を引っ込めるのが利口なやり方だと思う。そんなことを考えてた。
 リーダーは「今日は「主の御言葉待ち望む」を練習するよ。チューニングはいいかな。
「1.2.3.4」🎶♬♬♬🎶♬♬♬♬🎶♬♬♬♬♬♬🎶
 10時、「コーヒーブレイクしよう。」みんないつものようにお茶をして休んだ。
 10時15分、「じゃあ、後半戦スタートしよう。」
                                    つづく