暖かく無関心なホットする人(P君)787話

 午後5時45分、D君はアパートに帰って来た。部屋に入ると焼肉弁当だけテーブルに
残して後の物を冷蔵庫に入れた。「まだ6時前だからリーダーも夕飯を食べてないはずだ
から電話しよう。こんなドキドキすれば時間がたてば、もっとドキドキしてしまう。」
「ブルルル、ブルルル、ブルルル はい桜井です。」「リーダー、イザヤです。さっき
リカちゃんからリーダーとガッキーの結婚のこと聞きました。おめでとうございます。」
「あっ、もう知ってるんですか。早いですね。そうなんです。今度の礼拝のあと発表する
予定です。」「ガッキーとリカちゃんはツーカーですので、あっという間です。ガッキーの結婚したい気持ちをジャストミートしたリーダーの特大ホームランです。自分もそうでしたがリカちゃんの結婚したいタイミングに合わせてプロポーズ、ジャストミートすることが大切です。プロポーズはタイミングと度胸です。で、なんて言ってプロポーズしたん
ですか?」「参ったなー、恥ずかしいけど電話だから言えるよ。「結婚しよう。」て
シンプルに言っただけだよ。」「そしたらガッキーはなんて?」「ガッキーにしては珍しく女の子ぽく下を向いて「はい。」だけだよ。あの時はリカちゃんみたいだった。」


                                    つづく