暖かく無関心なホットする人(P君) 710話

 午後7時、聖書を読む時間だ。今晩読むのは使徒の働き23章だ。パウロがローマ市民権
を持っていることを知った千人隊長は、パウロを裁判にもかけないで鞭打ったことを恐れた。その翌日、千人隊長はパウロがどんな理由でユダヤ人に告訴されたのか知りたかったので、祭司長たちと全議員を召集した。パウロは彼に敵対するユダヤ人に対して弁明した
。パウロは議員がパリサイ派とサドカイ派なのを見て彼らを分裂させようとして復活議論を持ち出した。パウロが引き裂かれそうだったので、その場から兵営に護送された。
翌日、ユダヤ人達は徒党を組み、パウロを殺してしまうまでは飲み食いしないと誓い合った。ところがこの陰謀をパウロの姉妹の子が耳にし兵営のパウロに伝えた。それで彼は
千人隊長もとに行くことが許され、彼はユダヤ人達の陰謀を千人隊長に伝えた。その陰謀計画を誰にも漏らすな。と彼に命じた。そしてパウロを彼らの陰謀計画実行の前に、密かに地方総督ぺリクスのもとに送り届けた。その千人隊長は総督に手紙を書いた。その手紙
の内容は「ユダヤ人達は彼らの主義主張の邪魔になる、パウロの殺害陰謀計画があることを知らせる事だった。しかしパウロには死刑や投獄に当たる罪はないことがわかりました
。」などの記事だった。
                                    つづく