暖かく無関心なホットする人(P君) 706話

 午後7時、聖書を読む時間だ。今晩読むのは使徒の働き22章だ。パウロは身を清めて
エルサレムの神殿に入ったが、それを発見したユダヤ人達は叫んだ。「イスラエルの人々
。手を貸してください。この男は、この民と、律法と、この場所に逆らう事を、至る所で
すべての人に教えている者です。そのうえ、ギリシャ人を宮の中に連れ込んで、この神聖な場所をけがしています。」それで町中が大騒ぎになり、パウロは捕らわれ、宮の外に引きずり出され門が閉ざされた。そしてパウロは彼らから殺されそうになった。その事態の知らせがローマ軍の千人隊長に届いた。彼は直ちに兵士達と百人隊長達を率いて、彼らの所へ駆けつけた。それを見た彼らはやっとパウロを打つのを止めた。千人隊長はパウロを
逮捕し、二つの鎖に繋ぐよう命じ、パウロは何者か何をしたのか聞いた。しかしよく分からなかったので千人隊長はパウロを兵営に連れて行くように命じた。兵営は階段の上にあった。その階段の上でパウロは話すことが許された。そこでパウロは彼らのユダヤ語で
話しかけると静粛になった。そこでパウロは生まれた時から始め、どのような家庭環境で
育ち、大祭司ら、からダマスコ教会のクリスチャンを迫害するように委任され、旅をつづけ、その途中で、天からの光が彼の回りを照らし倒れた。その時「サウロ、サウロ、なぜ私を迫害するのか?」という声を聞いた。その声の持ち主はイエス様と言う事が分かったが、彼は全盲になってしまった。それから彼はダマスコ在住のクリスチャン、アナニア
のもとに連れて行かれ、アナニアによって癒された。この奇跡によってパウロは罪を悔い改めバプテスマを受けクリスチャンになった。この救いの証を聞いたユダヤ人達は怒り
狂いパウロを殺そうとしたので、千人隊長はパウロを兵営の中に引きずり込んだ。そして
パウロを取り調べようと縛った。
                                   つづく