暖かく無関心なホットする人(P君) 705話

 午後5時45分、D君は会社から真っ直ぐアパートに帰って来た。部屋に入り冷蔵庫から
牛挽肉、じゃがいも、玉ねぎ、にんじん、ハウスシチューを出した。まずシチュー用の
鍋に水を入れ、芽を取ってをむいたジャガイモ、皮をむいた玉ねぎ、にんじん、と牛挽肉
で作った肉団子を入れ、火で温め煮込んだ。同時進行でご飯も炊いた。一番硬いニンジン
が柔らかくなったので火を止め、ハウスシチューミクスを入れた。
 夕飯は牛肉の肉団子入りのシチューにした。食べながら「この肉団子は美味い。あたりまえだ牛挽肉だからだ。前から一度、牛肉の肉団子を食べて見たかった。でもちょっと
贅沢だな。」と思った。
                                    つづく