暖かく無関心なホットする人(P君) 629話

 午後2時50分、二人はOOホテルを出て車でイオンに向かった。
 午後2時55分、車はイオンに着いた。駐車場からスターバックスに歩いて入ると、
窓側の席に着いた。「ふー、OOホテルなんて初めて入ったから緊張したよ、お色直しって大体何回やるのかな?」「決まっているわけでないけど、回数が多いほど高くつく事は
確か。」そのとき店員が「いらしゃいませ、何になさいますか?」「コーヒーホットと
紅茶。」「リカちゃんは何回したいの?」「私は白いウェディングドレスさえ気に入れば
あとはそうこだわらない。だから白いウェディングドレスは買いたい。」「どこかに
気に入ったウェディングドレスあった?」「あのケーキ屋の近くの店のショーケースに
これしかないって言うウェディングドレスを見つけたの。」そのときコーヒーと紅茶が
運ばれて来た。二人はお茶を飲みながら「じゃあ、このあとケーキ屋通りに行って、
結婚指輪と、そのウェディングドレスを買おう。」「あっ、その前にイオンで買いたい物
があるから、ちょっと時間がほしいんだ。いま午後3時20分だから午後3時40分、
スターバックス前で待ち合わせってことで。」「なつかしいー。」D君は走って血圧計と
カレーの本を買いに行った。
 午後3時40分、スターバックス前にD君は戻って来た。「何を買ったの?」「血圧計と
カレーの本だよ。」
                                    つづく