暖かく無関心なホットする人(P君) 628話

 午後12時35分、D君は店を出てインプレッサに乗り込んでエンジンを掛けた。
 午後12時55分、彼の車はセブンイレブンに着いた。店に入ると、リカちゃんは雑誌を
見ていたので、肩をトントンした。彼女は振り向き「あっ、ディーン。」と言った。
「リカちゃん、待った?」「さっき来たとこ。」「最初、OOホテルだよね。」「うん」
「じゃ、行こ。」ふたりは店を出て車に乗った。
 午後1時15分、車はOOホテルに着いた。ホテルに入るとホテルボーイが「いらっしゃいませ、どんなご用件でしょうか?」と聞いて来たので「結婚披露宴をこのホテルで
この秋、挙げたいのでその相談に来ました。」「ではそちらの受付でお話しください。」
しばらくしてソファーに座らせ、「希望する結婚式の日はいつですか?」「9月18日(月
祝)が希望日です。」「その日でしたら、午後2時頃からはいかがでしょう?」「どう、
リカちゃん、その時間でいい?」「ええ、いいと思う。」「その時間でお願いします。」
それから二人は、貸しドレスを見て周った。「こうしていると本当に僕たち結婚するんだって思うね。」「私も同感、ドキドキする。」
                                    つづく