暖かく無関心なホットする人(P君) 581話

 午後5時30分、D君は会社からアパートに真っ直ぐ帰って来た。部屋に入ると昨日作ったカレー鍋を火に掛け温めた。それをかき混ぜた。昨日炊いた硬めのご飯もレンジで
温めた。カレーが温まったので、お皿のご飯の横にカレーをつけた。コップに水を汲んだ
。「昨日はメチャクチャ辛かったが、今日はどんな味がするか楽しみだ。」と思った。
その夕飯のカレーを食べてみると、昨日より味がまろやかで食べやすかった。「これなら
お店の味にまた一歩近づいた。ガラムマサラっていうのを入れるといいって聞くから、
今度入れてみよう。」と思った。
                                   つづく