「三位三体」

 
 これは聞きなれない言葉だと思いますが、聖書的には正解です。
あまり印象に残っていないかも知れませんが、聖書の最後の最後、
ヨハネの黙示録の22章に父なる神様と子なる神様(イエス様)が
並んで登場します。父なる神様が人々の前に公に姿を現すのは、聖書
の中で初めてです。(モーセがシナイ山で父なる神様から十戒を受け
るとき、父なる神様の後ろ姿は見ましたが、顔は見ませんでした。)
 聖書の最初と最後に父なる神様と子なる神様(イエス様)が登場し
ます。それも別々の体で、新約聖書時代には、父なる神様は天上に、
子なる神様(イエス様)は地上に離れていました。いずれにしても
この二人は別の体と心を持っていました。「あの説」が染みついて、
三位三体と言われても、すぐにはしっくりしないかも知れませんが
聖書的には正解です。