暖かく無関心なホットする人(P君) 492話

 午後5時50分、D君は会社から真っ直ぐアパートに帰って来た。部屋に入ると冷蔵庫
から牛肉、玉ねぎ、を出した。今晩は牛丼を作ろうと思った。彼は「吉野家の牛丼みたいに、つゆだく、にするには最初から牛肉に味を染み込ませればいいんだ。」と思った。
彼は鍋に水、醤油、みりん、をかき混ぜ、その中に牛肉と切った玉ねぎを入れた。それを
火に掛け調理した。玉ねぎが柔らかくなってきたので火を止めた。同時進行でご飯も炊いた。どんぶりにご飯をつけ、さっき作ったのを汁ごと、ご飯にかけた。「こうすれば、
自家製つゆだく牛丼の出来上がりだ。」と思いながら、夕飯を食べた。
 午後7時、聖書を読む時間だ。今晩読むのはヨハネによる福音書16章だ。イエス様が
去っていくことを弟子たちは悲しんでいたが、そうすることは弟子たちの益になり、
そうしなければ助け主は、やってこない説明の記事だった。
                                   つづく