暖かく無関心なホットする人(P君) 450話

 午後6時20分、D君はアパートに帰って来た。部屋に入ると今晩はクリームシチューを
作ろうと思い、ハウスシチューミクスだけ残し冷蔵庫を開け、じゃがいも、玉ねぎ、豚肉
人参、ピーマン、ブロッコリーを出した。シチュー鍋に水を入れ、玉ねぎ、豚肉、人参、ピーマン、ブロッコリーも入れ、火でグツグツ煮た。だいぶ柔らかくなってきたので、じゃがいもを入れ、じゃがいもが柔らかくなったので火を止め、ハウスシューミクスを
入れ、かき混ぜた。同時進行でご飯も炊いた。
 午後6時50分、彼は夕飯を食べた。食べながら「リカちゃんの家ってどんな家なんだろう?最初の訪問で、いきなり結婚話ができるなんて、しかもOKって決まっているなんて
、リカちゃんは超美人だから、彼女に片思いしていた人は数知れず、中には彼女に告白
して撃沈し、落ち込んだ人もいただろう。その中で僕だけが選ばれた。なんて僕はついて
いるんだろう。」と思った。
                                     つづく