暖かく無関心なホットする人(P君) 447話

 午後5時15分、D君は会社の仕事が終わり、駐車場に向かう途中、リカに電話をかけた
。「ブルルル、ブルルル、ハロー ディーン。」「ハロー リカちゃん。あのさぁ・・・
今朝、食事中に考えたんだけど、今度の日曜日の夕方リカちゃんの家に行くじゃん。
その時、何を贈り物として持って行けば喜ぶかなあと思っているんだけど、何を贈り物
にすればいいかな?」「そうだね。うちの親はアルコール類は飲まないから、コーヒー
紅茶の詰め合わせセットなんて無難だと思う。あとボンレスハムとかを、お中元でもらうと、お母さんはテンションが高くなるけど、お中元じゃないしね。」「情報をくれて
サンキュー、じゃあコーヒー紅茶の詰め合わせセットにするね。それと日曜日のことなんだけど、まず最初に礼拝のあとに牧師先生に結婚したいことを話すでしょ。」「ちょっと
待って、それじゃ私たちだけミックスジュースから抜けて、しばらく帰って来ないので
二人の仲が怪しまれてしまう。特にガッキーは勘が鋭いから「そういうことか。」と、
すぐ結婚のことが分かってしまう。」「そう言われればそうだね。」「こうしたらどうかな。」「どうするの?」「土曜日の夕方なら、次の日の礼拝メッセージが出来上がっているはずだから、私達の結婚話を聞く余裕があると思うから、午後4時に、たずねると言うのは?」「いいね。グッドアイデア。」
                                   つづく