暖かく無関心なホットする人(P君) 391話

 午後6時45分、D君はイノッチに電話を掛けた。「ブルルル、ブルルル、はい黒木です
。」「青年会のOOです。」「あっ、OOさん、どうしました。」「実はリーダーと剛君と3人で話し合ったんだけど、今度の土曜日、教会の会堂でギターとベースのセッションをすることになったんだけど、黒木君もミキサーとして参加してくれると、嬉しいんだけど。」「それはもちろんOKです。何時集合ですか?」「9時だけどいいかな?」「いいですよ。すぐ傍ですから。」それから、すぐ電話が掛かって来た。「ブルルル、ブルルル」「もしもし、桜井だけど。」「リーダー、どうでしたか?」「イザヤ、土曜日の事を牧師先生に話したらOKしてくれたよ。」「それはよかった。イノッチもOKしてくれました。」「これでダブルギターとベースとミキサーの4人で練習できるね。」
 午後7時、聖書を読む時間だ。今晩読むのはルカによる福音書19章だ。19章はザアカイ
の話、ミナのたとえ、などだった。
                                   つづく