暖かく無関心なホットする人(P君) 385話

 午後5時30分、D君は会社から真っ直ぐ帰って来た。彼は部屋に入り今晩はカレーを
作ろうと思い、冷蔵庫から豚肉、玉ねぎ、にんにく、にんじん、じゃがいも、ピーマン
ハウスジャワカレー中辛、SBカレー粉を出した。カレーなべに油を引いて、豚肉を炒め
、沸かしたお湯の中に切った玉ねぎ、にんにく、にんじん、じゃがいも、ピーマンを
入れ、最後にルーを入れ出来上がったらSBカレー粉を入れた。同時進行でご飯も炊いた。彼の好きな辛いカレーが出来た。そのカレーを食べながら「どこでセッションしたら
いいのかな?夕飯を食べたら剛君に電話してみよう。」と思った。
 午後6時20分、「ブルルル、ブルルル、はい竹内です。」「青年会のOOです。」
「あっ、OOさん、どうしました?」「昨日、リーダーも土曜日のセッションに参加したいって言っていたけど、三人で弾くとアンプを使わなくても、かなり音が大きくなり、隣の部屋の人から苦情が出るんじゃないかな?」「そうですね。確かに。」「どこかいい
場所はないかな?リーダーの所はアパートだし、黒木君もアパートだし、どうしようか?
」「教会でやるっていうのはどうですか?」「それは考えていなかった。」「土曜日でが牧師先生は牧師館で明日の準備をしているから、会堂は空いていますし、防音してありますから、アンプも使えます。」「いいね。それに黒木君のアパートもすぐ傍だから、
参加してくれるかもね。」「そうですね。」「僕の方から二人に電話しておくね。」


                                   つづく