暖かく無関心なホッとする人(P君)5777話

11/23(木)14:00
D君は少し緊張しながら、牧師館のインターホンを押した。
ピンポーン
牧師 「はい。松本さんですね。今、行きます。」
玄関ドアが開いた。牧師と初めて顔合わせたD君は、まず彼の眼を見た。仕事柄小説家
に会う機会が多いが、彼らの眼は皆生き生きとしている。なぜなら彼らは自分の思いを
活字を通して、世の中に発表できるから。でも彼の眼には生き生きとした眼力が無かった。


                                    つづく