暖かく無関心なホッとする人(P君)5734話

7/7(木)6:00 D君は昨日の続き、創世記41-1から読み始めた。


 それから二年の後、パロは夢を見た。見ると、彼はナイルのほとりに立っていた。ナイルから、つやつやした、肉づきの良い七頭の雌牛が上がって来て、葦の中で草をはんでいた。
するとまた、そのあとを追ってほかの醜いやせ細った七頭の雌牛がナイルから上がって来て
、その川岸にいる雌牛のそばに立った。そして醜いやせ細った雌牛が、つやつやした、よく肥えた七頭の雌牛を食い尽くした。そのとき、パロは目が覚めた。それから、彼はまた眠って、再び夢を見た。見ると、肥えた良い七つの穂が、一本の茎に出て来た。すると、すぐそのあとから、東風に焼けた、しなびた七つの穂が出て来た。そして、しなびた穂が、あの肥えて豊かな七つの穂を飲み込んでしまった。そのとき、パロは目が覚めた。それは夢だった

                                     つづく