6/17(金）6:20　D君は昨日の続き、創世記37-15から読み始めた。

　彼が野をさまよっていると、ひとりの人が彼に出会った。その人は尋ねて言った。
「何を捜しているのですか？」ヨセフは言った。「私は兄たちを捜しているところです。
どこで群れを飼っているかを教えてください。」するとその人は言った。「ここから、
もう立って行ったはずです。あの人たちが『ドタンの 方に行こうではないか。』と言って
いるのを私が聞いたからです。」そこでヨセフは兄たちの後を追って行き、ドタンで彼ら
を見つけた。彼らは、ヨセフが彼らの近くに来ないうちに、遥かかなたに、彼を見て、彼
を殺そうと企んだ。彼らは互いに言った。「見ろ。あの夢見る者がやって来る。さあ、今こそ彼を殺し、どこかの穴に投げ込んで、悪い獣が食い殺したと言おう。そして、あれの夢が
どうなるかを見ようではないか。」しかしルベンはこれを聞き、彼らの手から彼を救い出そうとして、「あの子の命を打ってはならない。」と言った。ルベンはさらに言った。「血を流してはならない。彼を荒野のこの穴に投げ込みなさい。彼に手を下してはならない。」
ヨセフを彼らの手から救い出し、父のところに返すためであった。ヨセフが兄たちのところに来たとき、彼らはヨセフの長服をはぎ取り、彼を捕えて、穴の中に投げ込んだ。その穴は
空で、その中には水が無かった。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく