暖かく無関心なホットする人(P君) 250話

  10時5分、D君とリカちゃんは手を取って、渋谷109に着いた。「2回、来たことあるけど、男の人と来たの初めて、やっぱり恋人で来ると、テンションが5倍ぐらい高い、
前はガッキーと、もう1回は一人で。」「えっ、5倍!」D君はビックリしたが嬉しかった
。リカは夢中になって服を見た。「これに着替えてくる。」と言って着替え室に入った。
着替えて出てくるとD君に見せた。「どう、似合うかな。」「いいね。元がいいから何を着ても似合うよ。」そんなことが3回ぐらいあって「コーチ、今までで一番似合っていたの何番目?」「最初のかな。」「じゃあ、その服にする。ちょっと待っててね。」と言ってレジに走った。それから109の他のテナントを見てまわった。
 11時10分、「リカちゃん、この近くに美味しいお好み焼き屋があるんだけど、お昼は
そこでいいかな?大学生のころ、よく食べに来たんだ。」「いいですよ。私もお好み焼き
好きだから。」


                                  つづく