暖かく無関心なホットする人(P君) 244話

 D君はリカちゃんと電話できて満足だった。彼はインプレッサに乗り込み、エンジンを
かけスーパーに向かって車を走らせた。スーパーに着くと、ほうれん草、ケチャップ、
マヨネーズ、クノールカップスープを籠に入れレジに向かった。
 車は彼のアパートに向かった。
 午後6時30分、彼はアパートに着いた。部屋に入ると、さっき買った食材を冷蔵庫に
入れた。「料理のレパートリーを増やさなきゃな。同じ物の繰り返しじゃ体に良くない。
でも一人暮らしだと、どうしても自分の好きなメニューになってしまう。かと言って、
嫌いなメニューだと食欲が湧かない。どうしたものかな。ほうれん草を使った
料理って何かあるかな。ほうれん草だったら割と普通に食べられる。そうだ思い出した。
リカちゃんは料理が趣味って言ってたな。リカちゃんと土曜日会った時、ほうれん草を
使った料理を聞いてみよう。ところで夕飯は何にするかな?焼きそばは好きだけど野菜
も食べなきゃな。じゃ、今晩は、焼きそばと肉入り野菜炒めで決定。」


                                    つづく