暖かく無関心なホッとする人(P君)5116話

14:35 D君(さっきの続きの事を考えていた。では後で必ず「ベストタイミング」が来るというが、一体それはいつなのか?と言う疑問が必ずあると思う。このことを考えていた。
ーーーーそれは消去法と関係する。対話する相手の人は、当事者ほど「提案する話題の問題点を考えていないことが多い。」ーーーーそこで「うん、うん」と我慢して聞いている人は
、最初は黙っている。それで相手の人が言いたいことを言い終え、満足している。(俺は
いい提案をした、とご機嫌。)ーーーーそれを聞いていた人は、「なるほど。」としばらくは黙っている。ーーーーで、しばらくたってから「さっきの提案でこの場合はどうなるの?
」と質問してみる。(これは相手の人が言いたいことを言い終わった後なので、提案をさまたげたわけではないから問題はない。それにその提案を肯定した上での質問なので、相手の
気分を損ねることはない。むしろ自分でも気が付かなかった事まで、よく聞いてくれていたことに感心する。)ーーーーこの時すでに自分の意見を持っているが、この時は言わないで
相手の意見に質問することに留める。ーーーーすると相手の人は「自分の提案したことが
この場合だと困ったことになる。」と自分で気が付く。そうして消去法で自分で自分の意見
を消していく。ーーーーそうして大人しくなってから、「私はこのことをこうしたらいいと思っている。」というのが、ベストタイミングだと思う。「横綱相撲」というのがある。
大相撲で横綱は対戦する下位力士が懐に飛び込んできて、「がっぷりよつ」になるまで、
自分からは何も手を打たない。(これは相手の話を否定しないで「うん、うん。」と聞く
「傾聴」に似ていると思う。)ーーーーそれで下位力士は必ず疲れて来る。(ある程度時間が経ってから、「この場合はどうなるのか?」という相手を困らせる質問をする。(横綱の方が体力ではうわまっている。)ーーーーそれで下位力士が疲れ切った時に、横綱は決め技を決める。(これは提案してきた相手に対し、質問攻めして疲れさせるのに似ている。)
これがベストタイミング。


                                    つづく