暖かく無関心なホットする人(P君) 238話

  D君は会社帰り、駐車場に向かって歩く途中、「そうだ、今5時15分だ。大抵の会社
は残業でもない限り今ごろ終わる、もし仕事終わりの時間がシンクロしていた ら、
リカちゃんも今ごろ駐車場に向かっているはずだ。電話してみよう。」「ブルルル、
ブルルル、ブルルル、ブルルル、はい加藤です。」
「リカちゃん、今電話しても大丈夫?」「あっ、コーチ、さっき会社の仕事がおわり、
今駐車場に向かって歩いているところです。」「やっぱり、だと思った。こっちも、
さっき仕事が終わって今、駐車場に向かっているとこだよ。」「じゃあ、私たち離れていても同じ行動してるんだ。」(笑)「あしたから3月だね。春だね。で、リカちゃんは
今度どこへ行きたいかな。この間の豊島園は少ししか、いなかったから今度はもっと早く目的地に行こう。」「うん、そうだね。この間の渋谷は楽しかった。また行きたいな、
今度は渋谷109に行きたい。」「それはちょうど良かった。実は僕も、また渋谷に行きたかったんだ。じゃあ、こうしよう。今週の土曜日の、渋谷ハチ公10時待ち合わせということで。」「いいね。最高。」「それと言い忘れてたけど、日曜日の午後渋谷ハーベスト
という超教派の集会があることをリーダーから聞いたんだ。なんでもリーダーが大学生の頃よく出席してたらしい。その集会ではミクタムのCDの賛美をして、渋谷と言う土地柄か国際的な集会だと言っていた。いつか行って見たいよ。」


                                   つづく