暖かく無関心なホットする人(P君) 236話

  D君は会社帰りにスーパーに立ち寄った。そこで、豚肉300g、牛肉200g、鶏肉200g
豚ひき肉200g、キャベツ、にんじん、ピーマン、玉ねぎ、ジャガイモ、にんにく、卵、
チーズ、ブロッコリー、ヨーグルト、マルゃん焼きそば、赤いきつね、明星チャルメラ
クノールカップスープ、永谷園の松茸のお吸い物、ハウスジャワカレー中辛、食パン、
キットカットを買った。アパートの部屋に帰ってくると、焼きそばが食べたくなり、マルちゃん焼きそば、豚肉、ピーマンだけ出し、あとの物は冷蔵庫に入れた。
 フライパンに油を引き、熱してから、豚肉と切ったピーマンを炒めた。それを、お皿に
移してから、そのフライパンでマルちゃん焼きそばを炒めた。彼は別々の方が好きだった
。同時進行で、お湯を沸かした。お湯が沸いたらクノールカップスープも作った。
 午後6時30分、夕食が出来たので食べ始めた。食べながら、リカちゃんに電話した方がいいかな?と思ったが、昨日、一昨日と続けて会ったので、今日またデートの約束をしたら、距離感が狭すぎ窮屈な人になってしまうな。と思い電話は止めた。
 午後7時、聖書を読む時間だ。今日読むのはマタイの福音書25章だ。25章は賢い5人と
乙女と愚かな5人の乙女のたとえ話、タラントのたとえ話、山羊と羊のたとえ話だった。
 D君の心に残ったのは、賢い5人の乙女と愚かな5人の乙女のたとえ話9節の「しかし、
賢い娘たちは答えて言った。「いいえ、あなたがたに分けてあげるには到底足りません。
それよりも店に行って、自分のをお買いなさい。」と言う所の「分けてあげるには
到底足りません。」と言う所です。信仰は自分で何とかしなければいけないんだな、と
思った。
                                  つづく