暖かく無関心なホッとする人(P君)4974話

10:05 D君(IOCと言う組織は何でそう偉そうなんだ。まるで独占企業のようで、それまで
それに取って代わる団体が無かったせいだと思う。アメリカのメジャーリーグだって、あれほど高ぶっていない。たかが初めは1896年のアテネで始まった、世界的な運動会に過ぎなかった。----歴史というものはある意味おそろしい。----たいした意味がなくても、それが続いて長年続くと、意味が無くても「続けなくてはいけない。」と勝手に思ってしまう。それを始めた人は、「別に自分の回だけやればいい。と思っていて、この先ずっと4年
ごとに行なわなければいけない。などと露程にも思っていなかったかも知れない。先日、
病院に入院中、深夜放送で「朝まで生TV」を見ていた。そこである出演者は「聖火リレーは五輪開催の前に必ず行わなければならない。それを見ている沿道の人々は「これから
オリンピックが始まるんだ。」という熱狂に包まれ~。」などと言って、三密無視、コロナ
渦無視、の時代錯誤の戯言を言っていた。---しかし、その後やはり病室で見たTV番組
「池上あきら」の番組で、聖火リレーの起源について話していた。「聖火リレーは1936年の
ベルリンオリンピックで始まった。これはヒットラーのオリンピックと言われている。
ヒットラーはこの時すでに第二次世界大戦の準備を始めていた。という理由は何かと言うと
、彼は聖火リレーの最初の点火地点、ギリシャのアテネから始まり、ドイツのベルリンで
終わる。が、この道路をドイツ人のランナーに走らせたのは、彼らは知らなかったかも知れないが、ヒットラーには別の目論見があった。それは「その道路は戦車が通っても平気な
道路か?」知る目的だった。彼はその道路が戦車が走っても平気だと知って、その後1939年
9月から始まる大樹次世界大戦に突入した。----その始まりを知って啞然とした。----聖火リレーは「朝まで生TV」の人の思っていたような動機で始まったわけでなかった。だから始めた人のオリンピックのかたちと、長年後のオリンピックに対する思いは違うと思う。
ーーーーオリンピックの始まりは、ただの大きな運動会だったと思う。----
原点に帰る良い機会だと思う。今のオリンピックは肥大化しすぎた。お金が掛かり過ぎるから、やめるにやめられない。----でも人命にはかえられない。もうじき小池都知事の
ちゃぶ台返しが起きるだろう。
                                    つづく