3/8（月）4:40　D君（さっきは4時半頃起きた。一度3時ごろ目が覚めたが、その時は起き上がるのが難しかったので、もう一つ先のバス停まで夜行バスに乗ることにした。で、さっき起きたとき気づいたことは、本来起きたかった時間に起きられないと、少し悔しいという事
。－－－－人を動かしている原点はこの「悔しさ」なんじゃないかと思った。何かに負けて
誰かに笑われ、「悔しい思いをする。」それで「ちくしょう笑いやがって、今に見ていろ、
今度は絶対お前になんか勝ってやる。」という気がスポーツには必ずある。そう思うと、
オリンピック代表に選ばれた選手たちは、別にその国の栄誉のために試合に勝ちたいわけで
もないし、ましてやオリンピック代表に選んでくれた選考委員会のためでもないし、彼の
ファンのためでもない。ただそれまで彼に勝ち続けていたライバルが彼の事を笑っていた
「悔しさ」が彼をそこまで強くした原動力なんじゃないかと思う。そう考えて見ると彼らに
とってはオリンピックなんか、あってもなくてもどっちでもいいんじゃないかと思う。
オリンピックより大事な大会はいくらでもある。逆に言えばオリンピックほど、一人の選手
のそんな純粋な気持ちからかけ離れた、それ以外の人たちの利害関係でぐちゃぐちゃにされた醜い大会はないんじゃないかと思う。オリンピックに出ることに決まっていた選手たちは
東京オリンピックがなくなっても、そんなにショックじゃないと思う。彼らはオリンピック
に出るために歯を食いしばって来たわけじゃない。彼らはそれまでライバルに負け続けて、笑われ「悔しい思い」をしてきたから、今度はライバルに絶対勝ってやる。と思っていただけだ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく