暖かく無関心なホッとする人(P君)4422話

15:15    「正樹、初めて教会に行く(クロスロード)」53話


 正樹は続けてヨハネによる福音書7-10から読み始めた。   しかし、兄弟たちが祭りに上ったとき、イエスご自身も公にではなく、いわば内密に上って行かれた。ユダヤ人たちは
祭りのとき、「あの方はどこにおられるのか?」と言って、イエスを捜していた。そして
群衆の間にはイエスについて、いろいろとひそひそ話がされていた。「良い人だ。」と言う
者もあり、「違う。群衆を惑わしているのだ。」と言う者もいた。しかし、ユダヤ人たちを
恐れていたため、イエスについて公然と語る者は一人もいなかった。
 しかし、祭りもすでに中ごろになったとき、イエスは宮(神殿)に上って教え始められた
。ユダヤ人たちは驚いて言った。「この人は正規に学んだことがないのに、どうして学問が
あるのか?」そこでイエスは彼らに答えて言われた。「わたしの教えは、わたしのものではなく、わたしを遣わした方のものです。誰でも神の御心を行なおうと願うなら、その人には
この教えが神から出たものか、わたしが自分から語っているのかがわかります。自分から
語る者は自分の栄光を求めます。しかし自分を遣わした方の栄光を求める者は真実であり、
その人には不正がありません。モーセがあなたがたに律法を与えたではありませんか?
それなのに、あなたがたは誰も律法を守っていません。あなたがたは、なぜわたしを殺そう
とするのですか?」群衆は答えた。「あなたは悪霊につかれています。誰があなたを殺そうとしているのですか?」イエスは彼らに答えて言われた。「わたしは一つのわざをしました
。それであなたがたはみな驚いています。モーセはこのためにあなたがたに割礼を与えました。--ただし、それはモーセから始まったのではなく、先祖たちからです。--それで、
あなたがたは安息日にも人に割礼を施しています。もし、人がモーセの律法が破られないようにと、安息日にも割礼を受けるのなら、わたしが安息日に人の全身を健やかにしたといって、何でわたしに腹を立てるのですか?うわべによって人を裁かないで、正しい裁きをしな
さい。
                                    つづく