暖かく無関心なホットする人(P君) 172話

 D君はインプレッサで走りながら、例の100円ショップへ向かった。2時30分までに
着けばいいが、早い分にはいくら早くてもいいと思うが、遅刻は絶対嫌だった。時計
を見ると、まだ2時10分だったが100円ショップが見えてきた。
 彼は100円ショップの駐車場に車を止め、店内に入って行った。まだ2時15分だった。
彼は「リカちゃんが来るまで、ここで暇つぶしするか。」
 2時25分、リカちゃんが入って来た。「あっ、コーチ待ちました。」「いや、全然、
僕もさっき来たとこだよ。」リカちゃんは髪型をツインテールにしてきた。いつもは
後ろで一つにまとめるのに、今日は一段と可愛い。「リカちゃん、その髪型可愛いね。」
と言うと「えー、そう。」と言って少し照れてた。「ちょっと早いけど、ケーキ屋に行こうか。」「混んでくる前に行った方がいいよね。」と言って二人は店を出た。


                                  つづく