暖かく無関心なホットする人(P君) 169話

 D君は会社から真っ直ぐ帰って来た。室温16度、彼は冷蔵庫を見た。「牛肉とピーマン
と玉ねぎがあるな。これを炒めて何か作ろう。はじめてレシピを考えた人はレシピ本
なんて無かった。たまたま色々やっている内に美味しいものが出来ただけだ。だから
料理に、こうしなきゃいけないというルールはない。」これが彼の持論だった。
 お米と水を電気ジャーにセットし、肉入り野菜炒めを作った。飲み物はコンソメスープ
にした。
 ご飯が炊きあがり、肉入り野菜炒めにソースをかけた、コンソメスープも出来た。
TVを見ながら、その夕飯を食べた。食べながら明日どんなケーキを食べようか考えた。
「食べ比べると言っても、そんなにケーキの種類を知らないな。イチゴショートだったら
食べたこともあるし、リカちゃんも好きだから、これが無難かな。」
 7時になった、今晩はマタイの福音書16章だ。16章はペテロがイエス様を正しく認識していたことを褒めた記事だった。
                                 つづく