暖かく無関心なホッとする人(P君)3844話

15:55 D君は思った。(人間は誰でも精神的に不安定な状態で生まれてくると思う。
それを両親の愛情を十分受けて、精神的に安定してくるんだと思う。それだのにその親が
アル中などで、その子のわがままや反抗心を受け止めてやらず(それがAC)厳しすぎる躾などで、その子の自由を認めないで、その親の望む通りにその子を育てたなら、その子は間違えなくAC(アダルトチルドレン)になる。その人は心の一部に親にわがままや反抗したかった気持ち。つまり「憎しみのエネルギー」を抱えたまま体だけ大人になる。その親から解放されると、その人は小さい時に発散できなかった「憎しみのエネルギー」を手あたり次第、会う人会う人に発散する。(でもそれはお門違いなことだから、まともに付き合うことはない。その人は「憎しみのエネルギー」を抱えているから、誰でもいいからその危険なダイナマイトのような爆弾を爆発させたい。本当は子供の頃それを爆発させればよかったが、その親がACだったのでそうできなかった。(今は少ないが若い時、暴走族だった人は
若い時に「憎しみのエネルギー」を発散させ、十分反抗期を過ごしたせいか、大人になると
精神的に落ち着いた大人になり、その子を十分甘えさせ、わがままを聞ける人になっている
。若い時の怒りに満ちたお面影はない。「憎しみのエネルギー」は誰でも持っている。問題はそれを若い時に発散させればいいが、それを若い時に発散しないでいると、大人になって
死ぬまで「憎しみのエネルギー」に支配されることになる。その人は自分では何でかわからないが、いつも不機嫌のまま、それは自分の心が「憎しみのエネルギー」(子供の頃その親
の言う通りのいい子、わがままを言えない、反抗期を過ごせなかった、親の望むような子供
にならないと生きていけない)でいっぱいだったのでそうなってしまったと思う。だから
その親から解放されたら、できるだけ早くその「憎しみのエネルギー」を発散させた方がいいと思う。
                                      つづく