暖かく無関心なホッとする人(P君)3780話

16:45 D君は自転車のタイヤに空気を入れているときに、一つのことに気が付いた。
それは「脳のマルチタスク化」が出来ていないで、脳がシングルタスクのままの人は
色々な面で不幸になるということだ。まず脳に一つの考えしかない人は(シングルタスク)
他のものと比べられない。もっと他にいいものがあってもそれが思い浮かばない。またもし恋愛して、ある人(仮にA君とする)が好きになってしまうと、それを客観的に見ている第三者が「あの人はやめておいた方がいい。」と言っても(助言した人はA君のことをよく知っている)それが耳に入らない。またそのタイプの人はマインドコントロールにかかりやすい。(信じやすいといえばよく聞こえるが、それだけ騙されやすいことになる。それだから振り込み詐欺などの被害に遭いやすい。
 逆に脳がマルチタスク化している人は、複数の考えを同時に考えられる。「あの人は絶対
こうした方がいい。僕が保証する。」なんて言っても、自分の考えもある「あいつはあんなこと言ってるけど、自分が最終的に得をするからあんなこと言ってるんだ。だいたい神様でもないのに絶対なんていうやつは怪しい。いったい何を保証するんだ。保証金でも俺に預けてあるのか?」とか思い、そう簡単には信用しない。だから脳がシングルタスク化している
人はいつも危険にさらされている。そういった怪しいやつには沢山ハードルを用意した方がいい(つまり疑いに疑い、さらに疑い。また疑い、)だいたい振り込み詐欺師などは途中で
諦め電話をきるだろう。だから疑うことは自分を守るただ一つの方法だと思う。もっとも
「脳がマルチタスク化」されていないとそうできない。結局「脳のマルチタスク化」が
最優先ということ。
                                     つづく