暖かく無関心なホッとする人(P君)3761話

9/26(土)15:45 Dくんは思った。(やっぱりね。4連休で皆、気が緩んだせいか
7日ぶりに、都内のコロナ感染者が200人を超えたらしい。あのTVの行列を見れば
そうなるだろうと予測していた。それにしてもGo to travel でちょっと旅費が安く
なるだけで、どうして旅行に行きたがるんだろうか?自分だけは罹らないとでも
思っているんだろうか?それなのに当たる確率がほとんどない宝くじを「自分は
当たるかもしれない。」と思っているのはどうしてだろう?コロナに当たる確率は
遥かに高い。何ならマスクをしないで飲食店に長時間いれば多分罹る。
 最近、昔見た「イニシャルD」がネットに上がっていたので見てみた。というのは
車のドリフト走行にこのコロナ攻略のヒントがあるような気がするからだ。TVを見ると
評論家と称する人が皆「コロナ感染を抑えるブレーキを踏んで感染が治まってから、
経済のアクセルを踏むべきだ。」と言っているが、彼らはアクセルとブレーキを同時に
踏むと車が壊れると思っているようだ。彼らはアクセルとブレーキを同時に踏むドリフト
のことを知らないのか?AE86を手足のように操る藤原拓海は、軽量コンパクトなトレノ
を見事にドリフトさせ、そのクルマよりはるかに高性能なスカイラインGT-R R32
に物の見事に峠道のレースで勝利を収めた。そのアニメは雨降りの日のレースだった。
普通に考えれば、雨降りの路面は車が滑りやすいが、ドリフトさせるにはその方が好都合
だ。拓海は下り道なのにほとんどブレーキを踏まないで、コーナーを車のドリフトだけで
クリヤーしていった。だからスカイラインGTRに大きく差をつけ勝利した。ダウンヒル
バトルで拓海に勝てる相手はいなかった。その理由はわかるような気がする。彼は雨の日も
雪の日も毎日、峠道を走って豆腐の配達をしていた。その峠をたまにしか走らない人なら
今走っている道の先がどうなっているかわからないので、恐る恐るブレーキを踏みながら
走る。でも拓海は違う。彼はその道の先がどうなっているか知っていた。つまり先を読んだ
走りをしていた。このドリフトアングルでコーナーに突入すれば、ノーブレーキングで
次のコーナーをクリアできると常時考えていたと思う。ここにコロナ克服のヒントがあると思う。つまり、危険地域(カーブ)をクリアする前にドリフトアングル(これはアクセルと
ブレーキを同時に踏むことで車体を好きな角度に曲げることができ、滑ったままコーナーに突入して、カーブ中にアクセル全開で、カーブをクリアできる。当然タイムもちじまる。
つまりこういう事。どんな場所かをよくイメージして(そこはコロナウィルスが多い場所なのか?そのカーブをクリアするには、このドリフトアングルでいいのか?(感染予防対策
はこれでいいのか?)を常時考えていればミスることはない。ただドリフト走行は空いている道じゃないと上手くできない。(そばに走っている車があるとできない。)これも
ソーシャルディスタンスを十分とっていないとドリフトができないのに似ていると思う。


                                    つづく