暖かく無関心なホッとする人(P君)3547話

 12/31(火)朝6:00 D君は起きた。サイドテーブルに置いてあるスマホを手に取り、
メールを確認したが誰からも来ていなかった。(今日は大晦日か。今年も色々なことが
あったな。いろいろありすぎてよく覚えていないけど、KKのことだけはよく覚えている
。確か今年の始めに実家の富山から帰って来て、僕に恋愛というか結婚の相談をしたのが
始まりだ。彼も実家でまだ結婚できないでいるので、かなりつらい思いをしたんだろう。
それから婚活に励み、僕と二人三脚で頑張って来た。その結果先日のクリスマスデートで
婚約にこぎつけた。ちょうど一年かかった今頃KKは富山の実家で堂々と大きな顔をしてくつろいでいるだろう。38歳か。40歳になる前に婚約できて本当によかった。)


                                    つづく