暖かく無関心なホッとする人(P君)3411話

 11/16(土)朝6:00 D君は起きた。サイドテーブルに置いてあるスマホを手に取り、
メールを確認したが誰からも来ていなかった。(そうだ思い出した。この間、リーナと
食後話したことをサーティーに伝えないと。そうすれば明日もサーティーは安心して
教会に来れる。)そう思ったD君はサーティーにメールを書き送った。


    サーティーへ


 ごめんすぐ書けばよかったんだが今頃になってしまって。実はこの間リーナと話し合ったんだミクルのことだけどね。ご存じのようにリーナはミクルの姉なんだ。彼女妹ミクル
の事でかなり頭に来てるみたいなんだ。彼女は妹がストーカーみたいなことをサーティー
にしているから、教会には来づらいんじゃないかと?と思って、妹ミクルの監視係を買ってでてくれたんだ。だから明日は安心して教会に来れるよ。それとしばらくは礼拝後の
青年会に出るのを控えてもらえないかな?と言うのも、ほらこの間の青年会で「実は彼女
がいるんです。」と発言したよね。それなのに一人で青年会に出席してたら皆「変だな?
週末なのに彼女とデートしないのかな?」特にミクルは「本当に彼女がいるのかな?」
って思って、また探りを入れてくると思う。だから礼拝が終わったら、わるいんだけど
すぐ教会から帰ってもらえないかな?そうすればそのうちミクルもサーティーのことを
あきらめると思うんだ。彼女も年ごろだからそのうち彼氏ができると思うよ。そうなれば
サーティーはまた安心して青年会に出られるようになる。ベストなのは青年会でミクルが
サーティーに対して、大人しくしてくれていれば一番いいんだけどね。でも今はそうする
しか方法がないと思うんだ。ちなみに明日も例の場所と時間に行くから。じゃあまた。


                                                 D


                                    つづく