暖かく無関心なホットする人(P君) 105話

 2月4日(土)5時30分、目覚まし時計が鳴った。D君は普段、目覚まし時計を使わないで6時に目を覚ますが、今日は遅刻する訳に行かないので、目覚ましを掛けた。今日は何でも30分前倒しだ。彼は急いでエアコンを20度に設定してONにした。そのあと洗面所で
スキーウェアを着た。それから台所に行って、いつものメニューを作って食べた。
食べている時「みんなはスキーをするのかな?スノボーかな?聞いておけばよかった。
自分は両方できるけど、リカちゃんと妹とガッキーは若いからスノボーかな。リカちゃん
とスノボーしたいので、スノボーを持って行こう。リーダーは自分と同じぐらいの年だからわからない。スノボーが流行り始めたのは20年ぐらい前だから、今40歳以上の人は
スキー、それより若い人はスノボーとD君は勝手に決めていた。
 それで彼はスノボーを持っていくことにした。大きい防水バッグの中に、いろいろ詰め込んだ。時計を見ると6時10分だ。6時30分にはアパートを出ないとな。あと20分ある、
忘れ物は無いか、チェックした。準備OK。彼は少し早めの6時20分にアパートを出た。
 それから歩いて最寄駅に行き、6時40分に駅に着いた。6時45分発、東京駅7時15分着
の電車に乗った。
 東京駅は広い、少し早めに出たのは正解だった。東京発6時52分はくたか553号、あと
37分ある。十分間に合う。