暖かく無関心なホッとする人(P君)2677話

 午後0時40分、
相葉 「そのとき初めて教会というところに行きました。実家にいれば絶対そんなこと
   はできませんでした。今になって思えばそれだけ親父に支配されていたんでしょう
   。親父の支配から離れて地方の大学に入学して、一人暮らしして初めて本当の意味
   で自由になれました。そのとき幸運にも佐藤と知り合えて、あっ、佐藤というのは
   さっきの話の同じ大学、同じアパートのマブダチのことです。で、クリスマスは
   本当に素晴らしかったです。その教会にも青年会もあって、彼らは毎年、降誕劇
   をしています。僕はその時までクリスマスの本当の意味を知りませんでした。
   ただ12/24の夜、寝ている間にサンタクロースがプレゼントを持ってきてくれて、
   どういうわけか知らないけど、ケーキやフライドチキンを食べる日だと思っていま
   した。でも教会に連れられて行って、初めてそうじゃないことがわかりました。  
   それから佐藤と一緒に教会に欠かさず出席するようになりました。で、それから
   無我夢中で聖書を読みました。もともと世界史は好きだったので聖書は面白かった
   です。BC,ACはイエス・キリストの誕生を起点として書かれている。つまり世界
   の中心にキリストはいます。そして去年の夏、洗礼を受けてクリスチャンになり
   ました。」
                                     つづく