暖かく無関心なホッとする人(P君)2654話

 午後0時16分、リーナがお茶を皆に配った。
D君 「皆さん!コンビニにお昼を買いに行った残りの人は時間がありますから、
   皆さんが気になっていると思う、僕の横に座っている男性を紹介します。
   この方は僕が仕事で大変お世話になっている、小説家の樗澤さんです。
   僕は10年来、この方担当の編集者です。この方が本を書いているので仕事が
   あります。というわけで先日クリスマスカードを出したところ、来てみたい
   ということで教会のクリスマス会にお誘いしたところ、とても感動して来週
   も教会に来たいそうなので今日も来ました。」
リーナ 「特にどんなジャンルの本を書いているんですか?」
Bさん 「そうですね。歴史に関する本が多いです。」
リーナ 「今、どんな本を書いているんですか?」
Bさん 「今ちょうど1冊の本を書き上げたところです。」
リーナ 「タイトルは決ってるんですか?」
Bさん 「「仏教は全てフィクションだった。あなたはそれでも信じますか?」です。」
イノッチ 「面白そうな本ですね。」
リーダー 「それはすばらしい。仏教の実態を一般の日本人は知らないからね。
      皮肉なことに仏教の実態を知っているのは、実家の寺院の跡継ぎの
      仏教大学で学んだ人だけだもんね。その人たちが本当のことを一般の日本人
      に話すわけがない。昔読んだ本に「仏教に救いなし」という本があった。」


                                    つづく