暖かく無関心なホッとする人(P君)2537話

 午前7時、リーナを起こす時間だ。今日は忙しい8時には、このアパートをでないと
いけない。キャンプに持っていく食料はこの間の土曜日にスーパーで買った。とにかく
大量に買って冷蔵庫にギッシリ詰め込んだ。17人分。ほとんど空っぽだった冷蔵庫が
パンパンになった。これ以上青年会のメンバーが増えたら、リーダー達に手伝ってもらわないと入らない、でもリーダー達は飲料水担当だから困るだろう。そんなことを考えながら寝室に行った。、、、、ベッドの上で寝ているリーナの後頭部と背中に手を入れ息を止め、「よいしょ。」と持ち上げ、抱きつき左耳に囁いた。
D君 「おはようリーナ。起きたかな。」
リーナ 「うん起きた。おはよう。」
D君 「めずらしいね、すぐ起きられるなんて。」
リーナ 「今日は遅れるわけにいかないので早く寝たのがよかったと思う。」
D君 「そうだね。ところでサッシーは誰と行くの?」
リーナ 「それはイノッチに決ってる。たった一か月前に初めて会ったのに、毎週デート
     しているみたい。」
D君 「へー、そうなんだ。それならスピード結婚するかもね。」
リーナ 「そうでしょうね。二人とも歳だからね。」
                                    つづく