暖かく無関心なホッとする人(P君)2525話

 午後5時、
イノッチ 「恥ずかしながら、女の子とドライブしながらCDを聴くのは初めてだよ。」
サッシー 「こうしているとデートしているとしか考えられないね。」
イノッチ 「なんていうか、デート初体験だから、これがそうなのかな?」
サッシー 「可愛い。そうなの、これがデートなの。」
イノッチ 「デートって意外と簡単なんだね。」
サッシー 「いままで何だと思っていたの?」
イノッチ 「それはいろいろ作戦を練って、恋愛マニュアル道理にしなきゃ女の子を 
      GETできないものと思っていた。そうじゃないの?」
サッシー 「あまい、あまい。頭でっかちなんだから。もしそうならその本ベストセラー
      になってるはずよね。でも実際なっていない。女の子はそんなに簡単じゃな     
      いよ。私の意見では女の子は恋をしたいと思うの。だから片思いが最高の恋
      だと思う。それを先に男子がしちゃうと、こっちとしては男子に恋をしなく
      てもキープできちゃうからときめかないの。」
イノッチ 「なるほどね。」
サッシー 「だからイノッチはさめてるから、いい感じ。合格。」
イノッチ 「えっ、合格ってなんですか?」
サッシー 「彼氏にしたいってこと。」
イノッチ 「それって逆告白ってこと。」
サッシー 「そういうこと。鈍いところがまた可愛い。」
イノッチ 「からかわないでくれよ。」
サッシー 「ごめんごめん。」
イノッチ 「そろそろ焼き肉屋に行こうか?」
サッシー 「うん。」
                                    つづく