暖かく無関心なホッとする人(P君)2126話

 7時15分、リーナを起こす時間だ。D君は何時ものようにダブルベッドの上で寝ている
彼女に出来るだけ近づいて、あぐらをかいて座り、両手を上に向けて彼女の後頭部と背中に差し込み、息を止めて「よいしょ。」と持ち上げた。座った姿勢になり体がグラグラ
しないように横から抱きしめ、左耳に囁いた。
D君 「リーナ、おはよう。まだ7時15分だけど、今日は教会に8時40分に到着しないと
   いけないんだ。逆算すると、この時間に起こさないといけなくなるんだ。」
リーナ 「わかった。早く寝たから早く起きられた。ちょっとシャワーに行ってくる。」


                                    つづく