暖かく無関心なホッとする人(P君)1843話

 D君は大事なことに気がついた。それは1が無ければ2は無い。2が無ければ3は
無い。と言うことだ。どういうことかと言うと、これは独身時代に自炊していて
気がついた。彼は料理を4工程に分けていた。1は食材を集める事。2はそれを
一口大なりに切り刻む事。3はそれを焼く、煮る、炒めるのいずれか料理する事。
4はそれに味付けをする事。ほとんどの料理がこの4工程で作られていることに
気がついた。1を全力で全部済ませてから、2に進み、2を全部済ませてから、
3に進み、3を全部済ませてから、4に進んだ。彼はこの方法で自炊していた。
そうすると頭をあまり使わないで自炊できた。もしもっと複雑な方法だったら
自炊を続けられなかったと思う。それで彼はなんでも1.が終わったら2.次に3.
次に4というように、そのときの工程に全力投球していた。伝道の場合は1.は
救ってもらいたい人のために祈る。2.はその人と友達になる。3.は好タイミング
に伝道する。4.その人の反応を見て導く。ここで間違えやすいのは教会に連れて
来さえすれば、あとは牧師先生に丸投げするクリスチャンが多い。子羊を産むのは
母羊、羊飼いの牧師は子羊を産むことはできない。もし丸投げするクリスチャン
だったら、その時から、せっかく教会に来た求道者は教会から離れてしまうと
思う。それで4.は先輩クリスチャンの聖書の学びだと思う。求道者から質問された
先輩クリスチャンが「その質問はわかりません。」では、その求道者は母羊から
見捨てられは子羊のようで、やがて教会から離れていくでしょう。そうならないよう
先輩クリスチャンが聖書を個人で勉強するのは大切だと思う。どんな質問にも
答えられる先輩クリスチャンから未熟なクリスチャンは離れないでしょう。
 恋愛の場合は1.こちらから女性を好きにならない。プラスマイナスの法則、自分が
恋をしてしまうと、相手は恋が出来なくなる。2.自分に恋をしている人は自分と
付き合ってくれる人だから大切にする。3.その中から自分のタイプの人を選ぶ
4.サビ発生の法則、(鉄+水)x時間=サビ だから 出来るだけその人とコマメに
会い、時間がたって一番いいタイミングにプロポーズする。王道といえば王道
だけど、これが一番上手くいく方法だと思った。だから彼は何をするにも順番
を大事にした。1があるから2があることを、頭に叩き込んで、今何番かを考え
、それに全力投球した。
                                つづく