暖かく無関心なホッとする人(P君)1216話

 午後5時15分、D君は会社の仕事が終わり駐車場に歩いていく途中、リカちゃんに電話
を掛けた。📱
リカ  「ブルルル、ブルルル、ディーン。」
D君  「リカちゃん元気?夏バテしてない?」
リカ  「まあ、なんとか。私は暑いところが嫌いなので、1日中冷房の効いた部屋に
     いるせいかな。ディーンは?」
D君  「それが参ったよ。この間なんて二回もスケジュールを間違えて、会社が休み
    なのに出勤しようとして途中で気がついたんだ。」
リカ  「で、その時どうしたの?」
D君  「もう少しで会社に着くから、そこからアパートに帰ると15分も掛かるし、
    イオンだったら5分で行けるし、イオンの中に1日中いればアパートの電気代も
    浮くから、そこにいたよ。11日金曜日のことだよ。」
リカ  「大変だったね。次の日、みんなで花火大会を見に行ったんだよね。」
D君  「それだったのに、14日の月曜日にまたヘマをやらかしたんで、またイオンで
    1日を過ごしたんだ。で、わかったんだけどイオンとかに1日中いると確かに
    電気代は浮くけど、欲しいものばかりだから節約には向かないね。それに昼寝
    したくても出来ないので困ったよ。夏バテしたのかな?」
                                    つづく