暖かく無関心なホッとする人(P君)1067話

 午後5時40分、D君は会社から真っ直ぐアパートに帰って来た。2階の一番奥の204号
の玄関ドアを開ける時、いつも気合いが入る。入るとサウナのよう、多分35度以上だ。
温度計を見ると37度もあった。すぐ窓を開け、換気扇を回した。それから台所に行き
冷蔵庫からアイスコーヒーと氷を出して、コップに注ぎ冷たい飲み物を飲んだ。ご飯も
ジャーにセットしてONにした。
 午後5時45分、窓を閉め換気扇を止め、エアコンを26度に設定してONにした。
その後、再び冷た蔵庫を開け、ハム、ピーマン、人参、玉ねぎ、ジャガイモ、SBカレー粉を出した。今晩はドライカレーを作ろうと思った。
 午後6時25分、ご飯が炊けた。本当は昨日炊いた少しパラパラな、ご飯の方が美味しい
けど今日は無いから仕方ない。ピーマン、人参、玉ねぎ、じゃが芋を洗い、皮を剝いて
一口大に切った。フライパンにサラダ油を引き、ガスの火で熱し、ピーマン、人参、
玉ねぎ、じゃが芋をで炒めた。一番硬い人参が柔らかくなってきたので、一口大に切ったハムと、ご飯、SBカレー粉を大さじ一杯入れ、かき混ぜた。味見してみると、もっと
辛くてもいいと思った彼はSB食品のガラムマサラパウダー小さじ一杯を入れた。
 午後6時35分、彼はTVを見ながら夕飯のドライカレーを食べた。
                                    つづく