暖かく無関心なホッとする人(P君)1033話


 午後6時10分、洋食屋にて


リカ  「さっきの境界線の話、良かった。」。。。。。。。。。。。。。。
D君  「そう、それは良かった。それと最近思った事なんだけど、「陰口」ってあるで
    しょ、本人はあまり意識しないで他人の噂話をするけど、そんなことが続くうち                                           
    に本人の耳にも入り


                    「誰がそんなことを言ったんだ。」と言って隠しておきたかったことを表に出されて本人は傷つく
    、それは人格の破壊という罪なんだ。よく陰口って言うけど、本人が居ない所
    で本人の悪口を言う人が居るけど、本人の前では直接は言わない。言えないよね
    。でも聖書ではそれは罪なんだ。僕もクリスチャンになる前は、よくやってた。
    でもクリスチャンになってから、これは罪なんだ。って分かるようになった。
    「口は災いの元。」って言うよね。口で失敗する人は多いよね。僕は口で失敗
    しない方法を考えたんだ。」。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
リカ  「えっ、そんないい方法あるの?」。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
D君  「それがあるんだよ。」。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
リカ  「聞きたい。」。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
D君  「人と会話している時、頭に次に話す言葉が思い浮かぶよね。でもそれを直接
    相手に話すんじゃなくて、いったん「おぼん」に乗せるんだ。」。。。。。。。
リカ  「おぼんって。」。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
D君  「ほら、ここでもメニューを運ぶとき使うよね。」。。。。。。。。。。。。。
リカ  「ああ、あの「おぼん」」。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
D君  「そう。まず頭に浮かんだセリフをおぼんに乗せるんだ。で次に、このセリフを
    相手に持って行って、果たして相手の人は喜んでくれるか考えるんだ。例えば
    辛い食べ物が苦手な人に向かって、辛いカレーを出すのはNGだよね。だから
    いったん「おぼん」に辛いカレーを置いて考えるんだ。「あの人は辛い物が苦手
    だったな。じゃあ甘口のカレーも作ろう、となってその人に持って行くよね。」
リカ  「なるほど。」。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
D君  「そう言う訳だから、まず「おぼん」に乗せて相手に、この事を話していいかな
    。って考えるんだ。そうすると最近のニュースとか天気予報とか芸能人の事とか
    自分や相手から遠い話をするよね。でもそれが人をホッとさせるんだ。」。。。


                                    つづく