暖かく無関心なホットする人(P君)957話

 午後5時55分、D君のインプレッサはアパートに着いた。部屋の室温は30度、エアコン
を26度に設定してONにした。冷やし中華、ハム、たまご、キュウリをテーブルに残して
後の食材を冷蔵庫に閉まった。小さい鍋でゆで卵を作った。それからハムとキュウリを
細長く細かく切った。ゆで卵も出来たので半分に切った。お皿に冷やし中華を移し、その
上にハム、ゆで卵、キュウリをのせ最後に汁を掛けた。
 午後6時20分、彼はTVを見ながら夕飯の冷やし中華を食べた。飲み物はウーロン茶に
した。食べながら「そう言えば、お店の冷やし中華に紅ショウガが乗ってたけど別に
マネしなくてもいいし、それに食べたいとも思わないし、最初に考えた人がたまたま
紅ショウガが好きな人だったと思う。そう言う事が食べ物ではよくある。どうしてカレー
にらっきょうを付けるのかよく分からない?僕は付けない方が美味しいから付けない。
てんぷらの時、どうしてカボチャを作るのかもわからない。カボチャは甘いから、ご飯
のおかずにはならないと思うんじゃないかな?ただカボチャが大好きな人がやっただけ
なんじゃないかな?」などと思った。
                                    つづく